KnowThyTime

機能ガイド

KnowThyTime の機能を、画面ごとに説明します。はじめて使う場合は、先にクイックスタートをお読みください。

1. このサービスの考え方

KnowThyTime は、ドラッカーの『経営者の条件』にある「汝の時間を知れ」の3つの手順に沿って作っています。

  1. 時間を記録する
  2. 時間を整理する:やらなくてよい仕事、人に任せられる仕事、他人の時間を浪費させている仕事を見つける
  3. 自由に使える時間を、まとまった時間にする

記録を続けられることを第一にしています。項目を前もって作る必要はなく、思いついたままに入力すれば AI が整理します。記録を忘れることがある前提で、通知と後からの補完の仕組みを用意しています。

2. プロジェクトとタスク

記録は「プロジェクト」と「タスク」の2段で整理します。

  • プロジェクト:取引先・案件・サービスなど、仕事の上のまとまりです。例:「A社」「新サービス開発」「採用」
  • タスク:そのプロジェクトの中で、実際にやる作業です。「名詞+動作」の短い名前にします。例:「提案資料作成」「定例会議」「メール対応」

おすすめの入力の仕方

入力は自由ですが、「(プロジェクト)の(やること)」の形で書くと、AI が正しく分けやすくなります。

入力の例プロジェクトタスク
A社の提案資料を作るA社提案資料作成
新サービス開発の定例会議新サービス開発定例会議
採用の面接採用面接
メール返信(なし)メール対応

表の結果は一例です。AI が判断するので、違う名前になることもあります。違っていたら修正してください。直した内容は覚えていて、次から同じ入力に使います。

分け方のこつ

  • プロジェクトの名前は、いつも同じ書き方にします(「A社」と「A株式会社」を混ぜない)。表記が違っても毎日の統合でまとまることがありますが、そろえておくと確実です。
  • プロジェクトが違えば、同じ名前のタスクでも別のタスクとして数えます。例えば「A社」の「定例会議」と「B社」の「定例会議」は別々に集計されます。
  • 特定のプロジェクトに入らない作業(メール対応、経費精算など)は、プロジェクトなしで構いません。
  • 細かく分けすぎると、振り返るときに見づらくなります。分析で「どの仕事にどれだけ時間を使ったか」を見たい単位を目安にしてください。

分析での使われ方

「分析」の「内訳」ではプロジェクト別・タスク別の時間を、「集中」ではタスクかプロジェクトの単位でまとまった時間を見られます。ドラッカーの分類は、タスクごとに付けます。

3. 登録・ログイン・同意

  • メールアドレスとパスワード(8文字以上)、または Google アカウントで登録・ログインできます。
  • メールアドレスで登録した場合は、確認メールのリンクを開くと登録が完了します。メールが見当たらない場合は、ログインの画面でログインを試すと「確認メールを再送」が出ます。
  • パスワードを忘れた場合は、ログインの画面の「パスワードを忘れた場合」から再設定のメールを受け取れます。
  • はじめて使うときと、利用規約・プライバシーポリシーが改定されたときは、同意の画面が出ます。入力した内容は、整理のために AI サービス(Anthropic)へ送られます。

Google で登録すると、Google から「Google アカウントの一部のデータを agvrxsnlxojnmydalkgu.supabase.co と共有しました」というメールが届きます。これは本サービスのログインの仕組み(Supabase)の名前で、問題はありません。

5. 今:記録する

計測を始める

  • 「次にやること」に入力して「開始」を押すと、すぐに計測が始まります。
  • 計測できるのは常に1件だけです。計測中に次のことを開始すると、いまの計測は自動で止まります。
  • 休憩も「休憩」と入力して記録します。勤務時間の中で止めると、その間は未記録になります。
  • 入力の途中で、名前の合う過去のタスクが最大6件出ます。選ぶとそのタスクで開始します(大文字・小文字、全角・半角、空白の違いは区別しません)。

計測中の操作

  • 「停止」:いま止めます。
  • 「時刻を指定して停止」:止め忘れたときに、終わった時刻で止めます。今より後の時刻を指定すると、前の日のその時刻として扱います。
  • 「修正」:プロジェクト(任意)とタスクの名前を直します。
  • 「AIの整理を取り消す」:AI が既存のタスクに結びつけた結果を取り消し、入力したとおりの新しいタスクにします(AI が既存のタスクに結びつけたときだけ出ます)。

過去のタスクから開始

「最近」は最近使った5件、「よく使う」は直近30日でよく使った5件です。再生ボタンで、そのタスクの計測を始めます。

今日の未記録

今日の勤務時間のうち記録のない時間があると、その合計が出ます。「埋める」でタイムラインに移ります。5分未満の空きは数えません。

まだ続けていますか?

計測が長く続いていると、画面にこの確認が出ます(目安は通知と同じです)。

  • 「続ける」:そのまま計測を続けます。60分間は、この確認と通知を出しません。
  • 「終わっていた」:終わった日と時刻を入力して「この時刻で停止」を押すと、その時刻で止めます。

6. AI による整理と統合

入力した文章は、AI が「プロジェクト」と「タスク」(「名詞+動作」の短い名前)に整理します。整理が終わるまでは、入力した文章のまま「AIが整理中」と表示されます。

  • 既存のタスクと同じだと判断した場合は、そのタスクに記録します。
  • 同じかもしれない場合は、新しいタスクを作り、「統合候補」として確認を求めます(確認の画面)。
  • 新しいものだと判断した場合は、プロジェクトやタスクを新しく作ります。
  • 一度結びつけた入力は覚えていて、次からは同じ入力をすぐにそのタスクに記録します。
  • AI の整理が終わる前に自分で修正した場合は、自分の修正が優先されます。

また、毎日1回(午前4時以降)、AI が次のことを行います。

  • 表記の違う同じプロジェクト・タスクを見つけて統合します。確かな場合は自動で統合し、迷う場合は統合候補にします。違うプロジェクトのタスクどうしは統合しません。
  • まだ分類していないタスクに、分類を提案します。

AI による統合は、確認の画面や「管理」の「最近の統合」から取り消せます。AI の結果には誤りが含まれることがあるので、気になるものは確認して直してください。

7. タイムライン:記録を直す・埋める

1日分の記録を時刻の順に並べます。上の矢印で前後の日に移り、「今日」で今日に戻ります。

  • 「編集」:開始・終了の時刻、プロジェクト、タスクを直します。終了を開始より前の時刻にすると、翌日の時刻として扱います。「削除」で記録を消します。
  • 「分割」:指定した時刻で、1つの記録を2つに分けます。日付をまたぐ記録は、分割してから編集してください。
  • 「未記録」:勤務日の勤務時間のうち、5分以上記録のない時間です。「埋める」を押し、何をしていたかを入力して保存すると記録になります。入力した文章は、「今」の画面と同じように AI が整理します。

他の記録と時間が重なる編集や、未来の時刻は保存できません。

8. 分析:振り返る

期間は「今日」・「今週」・「先週」・「今月」・「先月」から選ぶか、「期間を指定」で最長1年まで指定できます。週は月曜から始まります。

内訳

期間の合計と、「日別」・「プロジェクト別」・「タスク別」の時間と割合です。

分類

ドラッカーの分類ごとの時間です。濃い色は確定した分類、薄い色は AI が提案中の分類です。「未分類」・「他人の時間を浪費」・「日別の分類」も見られます。

集中

同じタスクの記録が5分以内の空きで続いていれば、ひと続きの「まとまり」として数えます。まとまりが設定の長さ(最初は90分)以上続いたものを「まとまった時間」とします。「タスク」と「プロジェクト」の単位を切り替えられます。

  • 「まとまった時間の割合」:全体と、「自分がすべき」に確定した仕事について
  • 「まとまりの長さ」:まとまりの長さごとの割合と回数
  • 「日ごとの切り替え」:1日に何回仕事を切り替えたかと、最も長いまとまり
  • 「曜日と時間帯」:どの曜日・時間帯に記録が多いか

CSV のダウンロード

「内訳」の「CSVをダウンロード」(スマホでは「CSV」)で、表示中の期間の記録を1件1行で保存できます。列は、日付・開始時刻・終了時刻・時間(分)・プロジェクト・タスク・入力原文・分類・他人の時間の浪費・記録の方法(タイマー/手入力/空白の補完)です。分類は確定したものだけが入ります。期間の境目をまたぐ記録は全体の時間が出るため、画面の合計と一致しないことがあります。

9. 確認:AI の提案を確かめる

確認待ちのものがあると、「分析」の画面の上に「確認待ち」の案内が出ます。押すと確認の画面が開きます。

  • 「分類の提案」:AI が提案した分類と理由を見て、「承認」するか、「変える」で別の分類を選びます。「他人の時間を浪費」のチェックも直せます。「すべて承認」でまとめて承認できます。
  • 「統合候補」:「A を B にまとめますか?」に、「まとめる」か「別のまま」で答えます。「別のまま」にした組み合わせは、次から候補に出ません。
  • 「AIが統合しました」:AI が自動で統合したものです。正しければ「OK」、違っていれば「取り消す」を押します。「OK」のあとも、「管理」の「最近の統合」から取り消せます。

10. ドラッカーの分類

タスクを次の3つに分けます。AI が提案し、自分で確認して確定します。

  • 「自分がすべき」:自分がすべき仕事
  • 「任せられる」:他の人に任せられる仕事
  • 「不要」:やめても問題ない仕事

これとは別に、「他人の時間を浪費」の印を付けられます。他人の時間を浪費させている仕事(例:参加者が多すぎる会議の主催)に付けます。

分類は、確認の画面で承認するか、「管理」の「タスク」で選ぶと確定します。確定した分類は、「未分類」には戻せません。

11. 管理:タスクと設定

プロジェクト・タスク

  • 名前を直して「保存」を押すと、名前を変えられます。
  • 「アーカイブ」:使わなくなったものを一覧から外します。いまは、アーカイブを元に戻す画面はありません。
  • 統合:まとめたいものにチェックを入れ、「統合先を選ぶ」で残す方を選んで「統合する」を押します。同じ名前に変えたいときも、統合を使います。
  • 「タスク」のタブでは、分類と「他人の時間を浪費」も選べます。「提案中」は、AI の提案がまだ確定していないものです。

最近の統合

手動・AI による統合の最近20件です。「取り消す」で元に戻せます。

通知と時間

  • 「この端末に通知する」:この端末で通知を受け取ります。端末ごとにオンにします。オンのときは「テスト通知を送る」で届くかを確かめられます。
  • 「勤務日」・「勤務の開始」・「勤務の終了」:最初は月〜金の 9:00〜18:00 です。未記録の通知と、タイムラインの未記録の表示に使います。
  • 「タイムゾーン」:最初は Asia/Tokyo です。
  • 「未記録の通知(分)」:記録のない時間がこの長さ続いたら通知します(5〜240分、最初は15分)。
  • 「長時間計測の目安(分)」:過去の記録が少ないタスクで、計測がこの長さを超えたら確認します(30〜1440分、最初は180分)。
  • 「勤務時間外の再通知」:長時間計測の2回目以降の通知を、勤務時間外にも送るかどうかです(最初は「最初の1回だけ」)。
  • 「まとまった時間とみなす長さ(分)」:「集中」のタブで使います(30〜240分、最初は90分)。

アカウント

  • 名前を変えられます(50文字まで)。
  • 「ログアウト」:この端末からログアウトします。
  • 「退会する」:確認のため「退会する」と入力して「退会」を押すと、アカウントとすべての記録が削除されます。元に戻せないので、必要なら先に CSV を保存してください。

12. 通知

通知は、「この端末に通知する」をオンにした端末に届きます。通知を押すと「今」の画面が開きます。

まだ続けていますか?(長時間の計測)

  • 同じタスクの記録が3件以上あれば、その平均の2倍(最低60分)を超えたときに送ります。記録が少なければ、設定の「長時間計測の目安」(最初は180分)を超えたときに送ります。
  • 1回目は、勤務時間外でも送ります。2回目以降は、前の通知(または「続ける」)から60分以上たってから、勤務時間内だけ送ります(設定で「毎回」にすると時間外も送ります)。

今何をしていますか?(記録のない時間)

  • 勤務日の勤務時間に、何も計測していない時間が設定の長さ(最初は15分)続いたときに送ります。
  • 同じ空き時間には、最初の1回と、その60分後の1回の、最大2回だけ送ります。

通知の一時停止

会議中や休みの日など、通知を止めたいときは、「今」の画面か「通知と時間」のタブの「通知の一時停止」を使います。

  • 「今日はもう通知しない」:今日の終わり(24:00)まで止めます。
  • 「この時刻まで止める」:指定した時刻まで止めます。
  • 「再開」:止めるのをやめます。

通知の確認は5分おきに行うため、届くまでに数分ずれることがあります。

13. よくある質問

通知が届きません

  • 「管理」の「通知と時間」で、「この端末に通知する」がオンか、「テスト通知を送る」で届くかを確かめてください。
  • 端末の設定で、このアプリ(またはブラウザ)の通知が許可されているか確かめてください。
  • iPhone・iPad では、ホーム画面に追加した KnowThyTime から開いて、通知をオンにする必要があります。
  • 通知を一時停止していないか、勤務日・勤務時間の設定が合っているかも確かめてください。

AI の整理が間違っています

計測中なら「今」の画面の「修正」や「AIの整理を取り消す」、終わった記録ならタイムラインの「編集」で直せます。統合が違う場合は、「管理」の「最近の統合」から取り消せます。

同じタスクが2つできてしまいました

「管理」の「タスク」で両方にチェックを入れ、統合してください。

不具合を見つけたとき・意見があるとき

info@hataraku-llc.jp(合同会社傍楽)までお知らせください。使っていた端末とブラウザ、操作の手順を書いていただけると助かります。

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